AWSエンジニアの転職完全ガイド|年収・資格・求人の攻め方【2026年】
最終更新: 2026年6月 | AWSスキルを活かした転職を30代・40代エンジニア向けに解説
AWSは国内クラウド市場で広く採用され、企業のクラウド移行・DX推進に伴いAWSを扱えるエンジニアの需要が続いています。本記事は求人数だけを追う比較ではなく、「AWSスキルを転職市場でどう価値化するか」という情報意図に絞り、公表データと公式情報をもとに30代・40代エンジニアの戦略を整理します。
データ調査時点: 2026年6月 | 出典: レバテックキャリア 職種別平均年収統計(2025年1月時点)、レバテック公表 年代別平均年収(2025年)、AWS Certification 公式、本サイト データシート(2026年6月)
求人数・年収などの数値は調査時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。 当サイトの評価基準は記事制作ポリシーをご覧ください。
結論:AWS転職市場の攻め方
AWSエンジニアの転職は、「単なる構築・運用」から「設計・自動化・信頼性」へ役割を上げて見せられるかで年収が大きく変わります。攻め方は次の3点です。
- ① 求人DBの数比較より、SRE・アーキテクト等の上流役割の実績を言語化する
- ② AWS認定(SAA→Professional)は学習で得た設計知識を実務に紐づけて語る
- ③ IaC(Terraform/CDK)・コンテナ・CI/CDを掛け合わせて市場価値を上げる
言語別の年収比較はプログラミング言語別 年収ランキング、企業別の有報年収はIT企業年収ランキングをご覧ください。
市場・年収データ
レバテックキャリアの公表統計では、AWSに関わるエンジニアの平均年収は約509万円・中央値550万円です(2025年1月時点・career.levtech.jp保有求人ベース)。これはエンジニア全体の平均(同統計で約504万円)と同程度〜やや上で、AWSスキル単体より「どの役割で使うか」で水準が決まることを示します。
年代別の水準感は、レバテックが公表する正社員SEの年代別平均年収が参考になります。
| 年代 | 正社員SE平均年収 | この年代の位置づけ |
|---|---|---|
| 20代 | 約378万円 | クラウド運用・構築の経験を積む時期 |
| 30代 | 約499万円 | 設計・自動化を任される中核層 |
| 40代 | 約618万円 | アーキテクト・リードへの分岐点 |
| 50代 | 約685万円 | 部門設計・ガバナンス領域 |
出典: レバテック公表の年代別平均年収(2025年)。年収1,000万円以上の割合は30代で8.01%、40代で12.67%(同)。職種・統計により数値は異なるため目安としてご覧ください。市場全体の中長期トレンドは、経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年3月公表)が2030年に最大約79万人のIT人材不足を試算しており、クラウド人材の需給逼迫が続く前提として参照されています。
AWS認定資格の活かし方
AWS認定は公式に4区分で整理されています。転職でまず狙うのはアソシエイト、上流案件を狙うならプロフェッショナルです。AWS公式はProfessional受験前に「2年以上のAWS実務経験」を推奨しています。
| 区分 | 代表的な資格 | 転職での位置づけ |
|---|---|---|
| 基礎(Foundational) | Cloud Practitioner(CLF) | クラウド全体像の理解。学習の入口 |
| アソシエイト(Associate) | Solutions Architect Associate(SAA)など | 実務1年程度を想定。転職でまず狙う層 |
| プロフェッショナル(Professional) | Solutions Architect Professional / DevOps Engineer Professional | AWS公式は2年以上の経験を推奨。上流案件で評価 |
| 専門知識(Specialty) | Security / Advanced Networking など | 特定領域の深い専門性を示す |
出典: AWS Certification 公式(aws.amazon.com/certification、2026年6月時点)
資格は「持っているか」より「学習内容を実務で使えるか」で評価されます。たとえばSAAの学習で得たマルチAZ設計の知識を、実際の冗長化やコスト最適化にどう適用したかを語れると、書類・面接の両方で効きます。
求められる経験レベル
求人要件の傾向を整理すると、AWS求人はおおむね次の3層に分かれます(求人票の頻出要件をもとにした傾向)。
実務1〜3年層(構築・運用)
EC2/VPC/S3/IAMの基本構成、CloudWatchでの監視、簡単な障害対応。SAA保有が歓迎要件になりやすい。
実務3〜6年層(設計・自動化)
マルチアカウント設計、IaC(Terraform/CDK)、CI/CD、コンテナ(ECS/EKS)。年収帯が一段上がる中核ゾーン。
実務6年以上層(アーキテクト・SRE)
全体アーキテクチャ設計、SLI/SLO、コスト最適化(FinOps)、セキュリティガバナンス。Professional認定が後押しになる。
キャリアパスの選択肢
クラウドアーキテクト路線
AWS上のシステム全体設計を担う方向。マルチアカウント戦略、セキュリティ設計、コスト最適化など上流の設計力が問われます。Professional認定と大規模設計経験が武器になります。
SRE / プラットフォームエンジニア路線
サービスの信頼性とスケーラビリティを担保する方向。Kubernetes運用、オブザーバビリティ、SLI/SLO設計などモダンな運用スキルが身につきます。SREへの転向ガイドも参考になります。
セキュリティ・ガバナンス特化路線
クラウドセキュリティのスペシャリスト方向。IAM設計、コンプライアンス対応などを担い、金融・ヘルスケア業界で特に需要があります。DevSecOpsキャリアも関連します。
求人の探し方
AWS求人は「どこに強い求人が集まるか」を押さえて使い分けるのが効率的です。以下は当サイトのデータシート(2026年6月時点・各社公表/二次情報)に基づく整理です。
複数併用の進め方はエージェント複数利用のコツ、選び方の軸は転職エージェントの選び方を参考にしてください。
経験浅めからの参入ルート
AWS実務が浅い、あるいはオンプレ中心だった方の現実的な道筋です。
土台の棚卸し
ネットワーク・Linux・OSの基礎経験を整理。これらはクラウドでもそのまま価値になる。
SAA取得+ハンズオン
Solutions Architect Associateを取得し、無料利用枠でVPC/EC2/S3/IAMの小構成を自作する。
IaC化で成果物にする
作った構成をTerraform/CDKでコード化し、GitHubに公開。設計意図をREADMEで説明できる状態にする。
移行ストーリーで応募
前職のオンプレ運用経験を『移行プロジェクトで活きる経験』として職務経歴書に落とし込む。
30代・40代の視点
ミドル層のAWS転職では、「自分で全部作れる」より「他者を巻き込んで設計・移行を進められる」ことが評価軸になります。手を動かす力に加え、要件整理・コスト判断・チームへの展開といった上流要素が差を生みます。
年収面では、レバテック公表の正社員SE平均が40代で約618万円、年収1,000万円以上の割合が40代で12.67%(2025年)と、ミドルでも高年収帯は一定数存在します。一方で「特定企業のレガシー運用に最適化されすぎた経験」は横展開しにくいため、クラウド・IaCという汎用スキルへ寄せておくのが転職市場での保険になります。
年代別の市場感は30代エンジニアの転職・40代エンジニアの転職、年収交渉は年収交渉のコツも合わせてご覧ください。
スキルアップ・学習戦略
- ✓ SAA → 実務 → Professional の順で、資格と実務を交互に積む
- ✓ IaC(Terraform/CDK)を早期に習得し、手作業からコード管理へ移行する
- ✓ コンテナ(ECS/EKS)とCI/CDを一通り触り、SRE/プラットフォーム領域に接続する
- ✓ オブザーバビリティ(メトリクス・ログ・トレース)とコスト最適化(FinOps)を意識する
- ✓ 学んだことは小さな成果物(個人プロジェクト)にして可視化する
学習の習慣化はエンジニアの継続的な学習、市場価値の測り方は自分の市場価値の調べ方が参考になります。
よくある質問
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