エンジニア転職で年収は上がる?下がる?【2026年データ】
最終更新: 2026年6月 | 出典付きデータでみる転職と年収の関係
【直答】エンジニア転職で年収は上がる?下がる?
結論: dodaの決定年収レポート(2024年度・2025年5月公表)では転職者の約6割が年収アップを実現しており、データ上は年収アップの有力な手段です(ただし全員が上がるわけではありません)。
- ・IT・通信の平均決定年収は469万円(2023年度)から486万円(2024年度)へ上昇
- ・上がる人の共通点は、市場価値の高いスキル・複数社の比較・実績を数値で語る・交渉をエージェントに任せること
- ・下がりやすいのは、安定企業からアーリーステージのスタートアップ、マネジメントからプレイヤー、評価されにくい異業種転職
エンジニアの転職で最も気になるのが年収の変動です。「転職すれば上がる」と言われる一方で「下がった」という声もあります。本記事では、dodaの決定年収レポートなど出典のあるデータをもとに、転職で年収がどう変わるのか、上がる人・下がる人の違いと対策を解説します。
データ調査時点: 2026年6月 | 出典: パーソルキャリア(doda)2024年度 決定年収レポート(2025年5月公表)、レバテック公表の年代別平均年収(2025年)、経済産業省 IT人材需給に関する調査(2019年3月公表)
求人数・年収などの数値は調査時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。 当サイトの評価基準は記事制作ポリシーをご覧ください。
結論:転職で年収は上がるのか
パーソルキャリア(doda)の2024年度「決定年収レポート」(2025年5月公表)によると、転職者の約6割が年収アップを実現しています。IT・通信の平均決定年収は469万円(2023年度)→486万円(2024年度)へ上昇しました。データ上、転職は年収アップの有力な手段といえます。
ただし全員が上がるわけではありません。年収アップを実現する人は、(1) 市場価値の高いスキルを持つ、(2) 複数社を比較する、(3) 実績を数値で語れる、(4) 年収交渉をエージェントに任せる、という共通点があります。一方、安定企業からアーリーステージのスタートアップへの移動など、年収が下がりやすいケースもあるため、事前の確認が重要です。
転職と年収のデータ(出典付き)
出典が明確なデータで、転職と年収の実態を確認します。
| 指標 | 数値 | 出典・時点 |
|---|---|---|
| 転職者で年収アップした割合 | 約6割 | doda 決定年収レポート(2024年度・2025年5月公表) |
| IT・通信の平均決定年収 | 469万円 → 486万円 | doda(2023年度→2024年度) |
| 正社員エンジニア 30代平均年収 | 約499万円 | レバテック公表(2025年) |
| 正社員エンジニア 40代平均年収 | 約618万円 | レバテック公表(2025年) |
| システムエンジニア(受託開発)平均年収 | 578.5万円(平均37.1歳) | 厚労省 job tag(令和7年賃金構造基本統計調査ベース) |
※ dodaの決定年収レポートはパーソルキャリアの公表値。レバテックの年代別平均はcareer.levtech.jp / freelance.levtech.jpガイド記事(2025年)。数値は時期により変動します。
年収アップを実現する人の特徴
1. 市場価値の高いスキルを持っている
クラウド(AWS/GCP)、コンテナ(Docker/Kubernetes)、需要の伸びている言語・領域のスキルは、転職市場で評価されやすく、年収交渉の材料になります。
2. 複数のエージェント・求人を比較している
複数社の選考を並行し、提示を比較する人ほど、結果的に良い条件を引き出しやすい傾向があります。1社のみだと相場が分からず、交渉の材料も不足します。
3. 実績を数値で説明できる
「改善した」ではなく「レスポンスタイムを40%短縮した」のように定量的に語れると、適正な評価を受けやすくなります。
4. 年収だけでなく総合パッケージで判断する
基本給・賞与・ストックオプション・福利厚生・リモート可否・残業時間まで含めて判断する人は、満足度の高い転職を実現しやすくなります。
5. 年収交渉をエージェントに任せている
エージェントは企業の予算感を把握しており、候補者本人より交渉を進めやすい立場にあります。直接言いにくい条件のすり合わせも代行してもらえます。
自分の市場価値を把握するには市場価値の調べ方、複数社を比較するには複数エージェントの併用が参考になります。
年収が下がるケースと対策
SIer → アーリーステージのスタートアップ
安定企業から立ち上げ期のスタートアップへ移ると、基本給が下がることがあります。ストックオプションなどで長期リターンを狙う設計の場合もあります。
対策: ストックオプションの条件(行使価格・付与数・ベスティング)を詳細に確認し、現金部分の減少を許容できるか判断する。
マネジメント → プレイヤー
管理職から現場エンジニアに戻ると、役職手当の分だけ年収が下がることがあります。
対策: テックリードなど技術とマネジメントのハイブリッド職を狙うと、年収を維持しやすい。
異業種 → IT業界(未経験要素が大きい)
前職の経験がそのまま評価されにくい移り方をすると、一時的に年収が下がる傾向があります。
対策: 前職の業界知識が活きるDX推進ポジションなどを選ぶと、年収ダウンを抑えやすい。
年収アップ転職の準備チェックリスト
年収アップを実現する人ほど、事前準備が整っています。以下を一つずつ確認しましょう。
- ✓現在の市場価値(想定年収レンジ)をエージェントで確認した
- ✓希望年収の下限ラインを事前に決めている
- ✓需要の高いスキルや実績を数値で整理できている
- ✓年収以外の条件(リモート・賞与・SO等)の優先順位を決めている
- ✓複数社の選考を並行できる準備をしている
- ✓年収交渉をエージェントに任せる体制を整えている
30代・40代の年収変動の考え方
30代:伸びしろを最大化する
レバテック公表値で30代平均約499万円→40代約618万円と、平均が大きく伸びる年代です。30代の転職は『次の10年の年収カーブを決める』意味を持ちます。需要の高いスキルと数値で語れる実績をそろえ、年収アップの確度を高めましょう。
40代:維持も成功と捉える
40代は専門性や役職の有無で個人差が大きく開きます(年収1,000万円以上が40代で12.67%)。年収を大きく上げることだけが成功ではなく、『下げずに維持しつつ、より良い環境に移る』ことも現実的な目標です。役職に依存しない実力ベースの市場価値を把握することが重要になります。
よくある質問
Q. エンジニア転職で年収が上がる人はどのくらいいますか?▾
Q. 年収が下がるのはどんなケースですか?▾
Q. 年収交渉はどうすればいいですか?▾
Q. 30代の転職で年収はどのくらい変わりますか?▾
Q. フリーランスと正社員、どちらが年収が高いですか?▾
Q. 年収を上げるには転職と昇給どちらが有効ですか?▾
Q. IT人材の需要は今後も続きますか?▾
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