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エンジニア転職は何月がベスト?求人が増える時期と逆算スケジュール

最終更新: 2026年7月 | 公表データにもとづく月別の求人動向と動き出しの目安

「転職するなら何月がいいのか」。答えは公表データにかなりはっきり出ています。本記事では、dodaの転職求人倍率レポート・厚生労働省の一般職業紹介状況・大手エージェント各社の公式解説をもとに、求人が増える時期とその理由、そして狙った時期に間に合わせるための逆算スケジュールを解説します。

データ調査時点: 2026年7月 | 出典: doda 転職求人倍率レポート(パーソルキャリア、2026年5月分・2026年6月18日発表)、doda転職求人倍率レポート 2026年4月発行版(法人向け・職種別)、厚生労働省 一般職業紹介状況(令和8年5月分・2026年6月30日公表)、リクルートエージェント・マイナビ転職エージェント・doda法人向けの各公式解説、経済産業省 IT人材需給に関する調査(2019年)/IPA DX動向2025

求人数・年収などの数値は調査時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。 当サイトの評価基準は記事制作ポリシーをご覧ください。

結論:狙い目は「9〜10月」と「1〜3月」

大手エージェントの公式解説が共通して挙げる求人の増加期は「1〜3月」と「9〜10月」です。dodaの法人向け解説では、新規求人数が最も多いのは1月と10月(企業の上期・下期の切り替わりが理由)とされています。

いまから狙うなら次の波は9〜10月。応募〜内定は一般に2〜3ヶ月かかるため、7〜8月のうちに職務経歴書とエージェント登録を済ませておくのが逆算の答えです。

なおエンジニア(IT・通信)の求人倍率は10.68倍(doda・2026年3月時点)と全職種平均(2.44倍)の4倍以上。「時期を待つ」より「いい求人が出た瞬間に動ける準備」の方が重要というのが、データが示すもう一つの結論です。

公表データで見る転職市場の今(2026年)

指標数値出典・時点
転職求人倍率(全体)2.44倍(前月比+0.06pt・前年比+0.16pt)doda・2026年5月
エンジニア(IT・通信)10.68倍(前年同月差-1.15pt)doda・2026年3月
有効求人倍率(全体)1.17倍(季節調整値)厚生労働省・2026年5月
情報処理・通信技術者有効1.30倍・新規2.86倍(常用・原数値)厚生労働省・2026年5月

※dodaはエージェントサービス登録者ベース、厚労省はハローワーク経由の求人のみの統計です。エージェント経由が主戦場のITエンジニア転職では、doda値(10倍超)の方が実感に近い一方、厚労省値でもIT技術者は職業計(有効0.99倍)を上回っています。

2026年上期の全体推移は、1月2.57倍→2月2.40倍→3月2.39倍→4月2.38倍→5月2.44倍。求人数は前年同月比+14.9%(5月)と増え続けており、市場全体は堅調です。

月別の求人動向カレンダー

1〜3月

◎ 多い

4月入社に向けて採用が本格化。年度末退職の欠員補充・採用予算の消化も重なる(リクルートエージェント・マイナビの公式解説)。dodaの新規求人数は1月が最多水準。

4〜6月

○ 安定

新年度の組織固め後、新卒採用の充足不足を中途で補う動きと夏ボーナス後の退職に備えた採用が出る(マイナビは5〜6月を増加期に挙げる)。

7〜8月

△ やや少ない

dodaの法人向け解説では8月は新規求人が少ない月。お盆休みで選考が間延びしやすい時期でもある。

9〜10月

◎ 多い

下半期の事業計画に基づく増員と、9月末退職の欠員補充が重なる(リクルートエージェント公式解説)。dodaは10月を新規求人の最多月に挙げる。

11〜12月

△ 少ない

dodaの法人向け解説では11月・12月は新規求人が少ない月。年末は選考も停滞しがちだが、競争率が下がる側面もある。

※増減の傾向はdoda(法人向け解説)・リクルートエージェント・マイナビ転職エージェントの公式解説にもとづく一般的な季節性です。年・業界により変動します。

なぜ9〜10月と1〜3月に求人が増えるのか

9〜10月:下半期の増員+欠員補充

10月は多くの企業で下半期の始まり。下期の事業計画に基づく増員求人が出るのに加え、9月末退職(夏賞与後の退職を含む)の欠員補充が重なります。組織再編で新しいポジションが生まれやすいのもこの時期です。

1〜3月:4月入社への採用ラッシュ

4月の期初入社に間に合わせるため、1月から採用活動が本格化します。年度末退職の欠員補充と、余った採用予算の消化が重なり、dodaの解説では1月が新規求人の最多月とされています。

入社月から逆算するスケジュール(10月・1月入社の例)

3ヶ月前

準備(7月/10月)

職務経歴書の整備・ポートフォリオ更新・エージェント登録。この時点で市場の求人を眺めて相場観を作っておくと、増加期に即応募できます。

2ヶ月前

応募・面接(8月/11月)

求人が出始めたら応募開始。書類選考〜面接2〜3回で通常3〜6週間。並行応募で比較材料を作ります。

1ヶ月前

内定・退職交渉(9月/12月)

内定受諾後、現職へ退職を申し出て引き継ぎ。就業規則の退職予告期間(1ヶ月前が多い)を確認しておきます。

入社月

入社(10月/1月)

期初入社は受け入れ体制・研修が整いやすく、同時期入社の中途仲間ができやすいのも利点です。

ボーナスとの兼ね合い

夏賞与(6〜7月支給が多い)を受け取ってから動き出すと、ちょうど9〜10月の求人増加期に乗れるため、時期の相性は良好です。冬賞与(12月支給が多い)の場合も、受給後の1〜3月が増加期にあたります。つまり「賞与を取ってから次の増加期を狙う」波は年2回あるということです。

ただし賞与には支給日在籍要件などの規定があるため、就業規則の確認が前提です。詳しくはボーナス時期と転職タイミングで解説しています。

よくある質問

エンジニアの転職求人倍率はどのくらいですか?

dodaの転職求人倍率レポートでは、職種別「エンジニア(IT・通信)」は10.68倍(2026年3月時点・前年同月差-1.15pt)と、引き続き10倍を超える高水準です。全体の転職求人倍率は2.44倍(2026年5月)なので、エンジニアは全職種平均の4倍以上の売り手市場が続いています。

求人が増えるのは何月ですか?

大手エージェントの公式解説が共通して挙げるのは「1〜3月」と「9〜10月」です。dodaの法人向け解説では新規求人数が最も多いのは1月と10月、少ないのは8月・11月・12月とされています。マイナビは5〜6月も増加期に挙げており、年間で複数の波があります。

9〜10月の転職を狙うなら、いつから動くべきですか?

転職活動は書類準備〜内定まで一般に2〜3ヶ月かかります。9〜10月の求人増を狙うなら7〜8月に職務経歴書の整備とエージェント登録を済ませ、求人が出始めたタイミングで即応募できる状態にしておくのが逆算の基本です。

求人が少ない時期に活動するのは不利ですか?

一概には言えません。求人数自体は減っても、応募者(ライバル)も減るため、競争率が下がる側面があります。通年採用のIT企業も多く、「いい求人が出たときに動ける準備」の方が時期よりも重要です。

ボーナスをもらってから辞めるべきですか?

夏賞与(6〜7月支給が多い)を受け取ってから活動を本格化すると、ちょうど9〜10月の求人増に乗れるため、時期の相性は良好です。ただし支給日在籍要件など就業規則の確認が前提です。詳しくはボーナス時期と転職タイミングの記事で解説しています。

IT人材の不足は今後も続きますか?

経済産業省の試算(2019年公表)では、IT人材の需給ギャップは2030年に中位シナリオで約45万人、最大で約79万人の不足とされています。また、IPAのDX動向2025では、DX推進人材が「不足している」と答えた日本企業は85.1%にのぼります。構造的な売り手市場は当面続くと見られますが、職種・スキルによる濃淡は広がっています。

増加期に「即応募できる状態」を作るなら

求人の波に乗る最大のコツは事前準備です。エージェントに登録しておくと、増加期の非公開求人をいち早く紹介してもらえます。

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