Microsoft Azure Administrator(AZ-104)は転職に効くか
最終更新: 2026年6月 | Azure Administrator(AZ-104)の転職価値を30代・40代向けに解説
Microsoft Azure Administrator Associate(AZ-104)は、Azure環境の実装・管理・監視・セキュリティ・ガバナンスを担う力を問う、Microsoft公式で『中級』に位置づけられるロールベース認定です。本記事は「AZ-104を取れば転職で有利になるか」という疑問に対し、『経験者の加点資格』という性格を軸に、公式情報(受験料・形式・合格基準・更新要件・出題範囲)をもとに整理します。資格単体では年収が跳ねないという限界も正直にお伝えします。
データ調査時点: 2026年6月 | 出典: Microsoft Learn 公式(learn.microsoft.com・AZ-104 認定情報)、本サイト データシート(2026年6月)
求人数・年収などの数値は調査時点の公開情報に基づきます。最新の情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。 当サイトの評価基準は記事制作ポリシーをご覧ください。
結論:AZ-104は誰に効く資格か
AZ-104は「経験者の加点資格」です。最も効くのは「インフラ運用・仮想化の実務 × Azure運用の証明」という掛け算で、Azure環境を任される運用・基盤ポジションで価値が出ます。入門のAZ-900と違い実装寄りで、実務とセットで評価されます。
- ① インフラ運用の実務がある30〜40代:Azureを運用できることを証明し、運用・基盤職で加点される
- ② クラウド完全未経験のミドル:まずAZ-900で全体像を掴むとAZ-104の学習がスムーズ
- ③ 更新は12か月ごと:無料のオンライン評価で更新でき、知識の鮮度を保てる
試験概要(受験料・形式・合格基準)
| 主催 | Microsoft |
|---|---|
| 試験コード | AZ-104 |
| レベル | 中級(アソシエイト/ロールベース) |
| 受験料 | 165 USDが目安(受験国・為替で変動) |
| 試験時間 | 100分 |
| 合格基準 | 1,000点満点中700点以上 |
| 合格率 | Microsoftは合格率を公表していない |
| 更新 | 原則12か月ごと(無料のオンライン評価で更新) |
出典: Microsoft Learn 公式(learn.microsoft.com、2026年6月時点)。受験料は165 USDが目安(受験国・為替で変動)、試験時間100分、合格は1,000点満点中700点以上、更新は原則12か月ごと(無料のオンライン評価)。Microsoftは合格率を公表していません。正確な料金・条件はMicrosoft Learnでご確認ください。
出題範囲(5分野)
AZ-104は、Microsoft公式の試験ページで次の5分野が評価対象とされています。概念の理解にとどまらず、PowerShell・Azure CLI・ARM/Bicepなどを用いた実装・運用が問われます。
Azure IDとガバナンスを管理する
Microsoft Entra ID、ロール(RBAC)、サブスクリプション・ガバナンスの管理。
ストレージの実装と管理
ストレージアカウント、Blob・ファイル共有、アクセス制御とデータ保護。
Azureの計算リソースを展開および管理する
仮想マシン、コンテナ、App Serviceなどのコンピューティングの展開・運用。
仮想ネットワークの実装と管理
VNet、ロードバランサー、名前解決、ネットワークセキュリティの構成。
Azureリソースの監視と保守
Azure Monitor・バックアップ・復旧による、リソースの監視と継続性の確保。
出典: Microsoft Learn 公式 試験ページ(AZ-104、2026年6月時点)。各分野の詳細なトピック・配点は公式の学習ガイドをご確認ください。
30代・40代経験者にとっての価値
Azureは官公庁・大企業を中心に採用が根強く、Microsoft 365との親和性からエンタープライズでの需要が安定しています。AZ-104は、オンプレや仮想化、ネットワークで培った運用経験を「Azure運用の実装スキル」に翻訳して示す道具になります。サーバー・仮想化・ネットワークの土台がある30〜40代にとって、AZ-104の出題内容は自分の経験と地続きで理解しやすいはずです。
一方で過度な期待は禁物です。AZ-104は『Azure運用の実装スキルを体系的に持つ』ことの証明であって、それ単体で年収が跳ねる資格ではありません。価値が出るのは「インフラ運用実務 × 資格」の掛け算のとき。実際にAzure環境を構築・運用した経験と組み合わせて初めて、運用・基盤ポジションで結実します。なお更新が12か月ごとに必要な点も、取りっぱなしにできない要素として押さえておきましょう。
さらに、AZ-104が扱うアイデンティティ管理(Microsoft Entra ID)やガバナンス、ネットワーク構成は、AWSの同等領域とも考え方が通じます。片方のクラウドで運用設計の勘所を身につけていれば、もう一方の理解は格段に速くなります。AWSの実務経験を持つミドルがAZ-104を取得すると、「どちらのクラウドでも基盤を任せられる人材」という希少なポジションに立てます。マルチクラウドや移行・統合の案件が増えるなか、この横断性は明確な差別化要因になります。
年代別の市場感は30代エンジニアの転職・40代エンジニアの転職、職種としての全体像はAzureエンジニア転職ガイドも合わせてご覧ください。
転職で評価される具体場面
Azure基盤の運用・構築への配置
VM・ネットワーク・ストレージの実装知識を示し、Azure環境の運用担当として加点される。
Azure運用スキルの客観証明
PowerShell・CLI・ARM/Bicepによる運用実装の知識を、応募時に客観的に示せる。
資格手当・評価制度の対象
Microsoft認定を手当・評価の対象とする企業が多く、社内評価の根拠になりやすい。
マルチクラウド人材としての強み
AWS×Azureの両方を扱える人材として、移行・統合案件で評価されやすい。
活きるポジション
AZ-104が土台として活きる代表的な進路です(一般的な整理。求人件数はリアルタイムで変動するため、最新は各エージェントでご確認ください)。
Azureインフラ/運用エンジニア
Azure環境の構築・運用・監視を担う。実装寄りのAZ-104の知識が直接活きる。
クラウドインフラエンジニア(マルチクラウド)
AWSとAzureを横断する基盤人材として、統合・移行案件で評価される。
社内SE・情シス(クラウド基盤担当)
Microsoft 365と親和性の高いAzure基盤を、社内インフラとして運用する。
インフラの土台はインフラエンジニア転職ガイド、自動化方向はDevOpsエンジニア転職ガイドも参考にしてください。
取得3ステップ/前提と次の資格
前提知識を確認(任意でAZ-900)
クラウドが初めてならAZ-900で全体像を先に把握。実務経験者はそのままAZ-104へ。
Microsoft Learn+ハンズオン
公式の無料教材で5分野を学び、Azureポータル・PowerShell・CLIで実際に手を動かす。
合格→運用実務/上位資格へ
合格後はAzure運用の実務で深め、AZ-305(ソリューションアーキテクト)など上位へ進む。
前段の基礎はAzure Fundamentals(AZ-900)から。AWSと比較検討するならAWS認定SAAも併せてご覧ください。
よくある質問
Q. AZ-104は40代の転職で意味がありますか?▾
Q. AZ-104の受験料はいくらですか?▾
Q. AZ-104の試験形式と合格スコアを教えてください。▾
Q. AZ-104の合格率はどのくらいですか?▾
Q. AZ-104に有効期限・更新はありますか?▾
Q. AZ-900を取らずに直接AZ-104を受けられますか?▾
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